20代の頃、夢中だったのがアイビーファッションだ。
紺か茶のブレザーにコッパン、ボタンダウンシャツ、茶のコインローファーかタッセルでアイビー気取りだった。アメリカかぶれのファッションに両親は困惑気味だったのを覚えている。
フォトは当時買った穂積和夫著のアイビーボーイ図鑑、VANのピンバッチも出てきた。
VANが教科書だった。石津謙介という教祖の元、多くの若者が制服のように同じように着こなした。
そんな時代を経て、大人になってアイビーファッションの片りんを残しながらも地味なファッションに変化した。あまり拘りもなく過ごして今の歳になった。
コロナ感染症に振り回されたこの3年間、何もかもゆとりがなく遊び心も消え失せていたがこのままではつまらない。
いろいろ思いを巡らせた結果、もう一度あの頃のファッションを見つめなおそうと思った。
歳にあったアイビーファッションをもう一度やってみたい。
洋服ダンスを覗くと若い頃のブレザーやネクタイが良い状態で吊るしてある・・・
(続く)