安藤正裕選手 現役引退・11年の思いと今後
2006年 04月 07日
清水、磐田ではカップ優勝を経験し、大宮ではキャプテンとしてJ1昇格の立役者となった。また99年には日本代表に選出されコパアメリカに出場している。
右サイドの技巧派として攻撃面での戦術に長け、FWへのクロスボールは絶品だったことからFW選手の多くから高い信頼を得ていた。
11年間・7チームという選手生活の中で経験した思いは深い。
プロへの布石をつくってくれた国士舘大学の大澤先生、清水時代の監督・アルディレスとの出会いと教え、戦友・澤登選手、藤田選手との友情と信頼、そして大宮で集大成としてのカンボジア・ボランティア活動、極貧の地で裸足の子供たちと蹴ったボールは重かったようだ。帰国後、彼の口から出た言葉は「日本は恵まれすぎですね」
少年時代から通算26年間という長い時間は、まさにサッカー漬けの人生だった。
今一番やりたいことはとの問いに「現役の時、できなかった社会見聞をしたいですね」と答えた。
第二の人生は、ゆっくりと着実に進みたいと考えているようだ。
安藤選手ありがとう!
おじさんは、あなたのおかげで楽しいサッカー観戦の時間を満喫しました。
どうぞ第二の人生も充実されることを祈っています。
そしてこれからも多くの人に絶好のクロスボールを送ってください。