言葉遣い
2006年 05月 31日
年に一度の健康診断に行った。
受付を済ませ90番の番号札を持って待つこと20分。
約100人の人々が行き交う。30代40代がちらほら、50代60代が多い。
まずはどうでもいい血圧検査。
というのも待ち時間にホールにある測定器で計ったばかり。
普段も血圧の値は問題なく、この日も平常値だった。
このどうでもいいという、いい加減な気持ちがそもそもの始まりだったのか。
50代と思われる看護婦か保健婦(あえて婦を使う。師は変だもの)がひとり、3台の簡易血圧測定器を取り扱っている。
「右手で計ろうね」
「上はいつもこれ位いなの」
「はーい 次は誰かな」
まるで幼稚園児に声をかけているようだ。
人の心を考えるおじさんとしては、このような言葉遣いはとても聞き苦しい。
何人かのおじさん、おばさんは嫌な表情で受け答えをしていた。
私の順番が回ってきた。
私のむっとした表情に気づいたのか無言で測定器を私の左手につける。
計り終わって
「うーん ちょっと息があがっているかな」ときた。
そう息があがってるのはあんたのその言葉遣いが原因だけどね。
そう思いながらもぐっとこらえて
私は
「いいえ、特にそんなことはありません。いつも通りです。ありがとうございました。」
と意識して社会通念上の大人の言葉で応えて差し上げた。
本当は
「そんなことはねぇよ。いつもと同じだい。じゃあ あばよぉ~。」と応えたかった。
ぞんざいな口の利き方、この看護婦さんか保健婦さんは気づいていないだろう。
ずっとそうして過ごしてきたんだろうから。
無意識のうちに相手を見下した物言いになっている品格のなさはどうにもならない。
別館ブログ「トムノグおじさん飲食日記」
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