端唄教室 7日目

7月28日、この教室に通うこと7回目。
3回くらいで挫折するだろうと思っていたが、なんとか続いている。
1時間30分のうち、1時間は先輩たち(4名)の稽古時間。
この日は、「東雲節」「「伊勢音頭」「ギッチョンチョン」の3曲。
8月に「ゆかた会」というイベントがあり、そのための練習らしい。
私は聴いているだけだが、この1時間は結構つらい。
先輩曰く皆通ってきた道だという。
そうはいっても1年2年でとても追いつけるようなものではない。



さていよいよ残り30分、私のための時間が訪れた。
先生:「トムノグさん、お待たせしました。さて宿題の博多子守唄を唄いましょうね。」
私:「えっ 私ですか」
先生:「他にいませんよ(笑)」
初めてのことで音合わせもままならない。
とりあえず先生の演奏で一度唄ってみたが、最後の ヨーイヨイ が低すぎて声が割れた。
先生:「声が高いですね。8本か9本かな。」
私:「ハァ~ ヨーイヨイ ハァ~」と声を出して先生に音を決めてもらう。
先生:「7本で行きましょう。驚きましたよ。男性にしては声が高い方ですね。6でも行けるかな。」
私は6とか7とかの基準がわからないので、「はぁ」と頷くだけだ。

先生の前奏が始まった。
「♪博多柳町 柳はないが 娘姿が 柳腰 ヨーイヨイ ♪」
4番までド素人の私が独唱だ。恥ずかしいがだんだん気分が乗ってきた。
4番を終える頃、恐れ多くももう少し唄ってみたいという気持ちが湧き上がった。
先生:「素直な唄いかたでいいですよ。プロの男性は最初から6ですから同じですよ。最近男性の受講生で6はいませんでしたよ。大抵9とか10ですからね、いいですよ。」
私:「・・・・・」
先生:「みなさん、いかがでしたか。」
先輩Aさん:「お上手でした。」
先生:「そうですね。トムノグさん頑張ってくださいね。」
予想外のお褒めの言葉に、このあとの三味線練習は上の空だった。

帰路、これは相撲部屋に久しぶりに入った新人が部屋を逃げ出さないように親方はじめ兄弟子達が気を使っている光景と同じではないかと思った。
私が帰った教室では、「トムノグさん、次回も来るといいですね。」と話しているに違いない。

お世辞とわかっていても気分よくしたトムノグはその日の夜、三味線と端唄の練習に没頭したのである。

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フォトは撥(ばち)と音合わせの「調子笛」です。
三味線の音階はオクターブを12半音で分けています。
(日本では12律という)
その12律を「本」で表します。
一般的な男性が10本前後といわれています。
私は声が高い方なので6本とか7本とか言われた訳です。
きっと5本なら端唄らしくなるのだと思います。


別館ブログ「トムノグおじさんの飲食日記」
http://ficskokoro.blogzine.jp/2nog/


Commented by okamider at 2006-08-02 14:12 x
こんにちは。
お稽古が順調なご様子でなによりです♪
伴奏の勢いとマイクでどうにでもなるカラオケと違って、シンプルに唄うって集中力が要ることでしょうね…。
お稽古七回目で、四番まで一曲を通してお唄いになれるんですから、お世辞で褒められたわけではないと思いますよ—。(^^)
お稽古って、しただけ絶対自分に返ってきますものね♪がんばってください♪


Commented by at 2006-08-02 18:14 x
okamiderさん、コメントありがとうございます。三味線の音がない間(ま)に唄うのが難しいですね。4ヶ月経って7回教室に通いました。ずいぶん長くやっているような錯覚におちいりますが日々の練習ができていないので一向に上達しません。
<トムノグ>



Commented by まさかず@コノ葉は風にのって at 2006-08-02 23:58 x
素敵なご趣味をされてるんですね。よくわからないのですが、長唄や小唄と違うものなんでしょうか?「本」という意味、なにかとてつもなく奥深い感じですね(笑)。

Commented by at 2006-08-03 17:39 x
まさかずさん、こんにちわ。
長唄とは全く違うもので小唄は近いものがあります。ゆったりとした和の曲調は心穏やかにしてくれます。音階を本で表す深さは邦楽ならではと思います。私など始めたばかりで勉強が足りませんが今夏は邦楽の歴史を紐解きたいと考えています。<トムノグ>

by kokoro-tomnog2005 | 2006-08-01 19:05 | 端唄教室 | Comments(4)

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