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大阪小旅行記②



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2007.2.24(土)大阪2日目
7時に起床、朝食へ。
和洋折衷のバイキングは流れ作業のような感じでとても侘しい。だいたいバイキング自体が苦手なのだ。
とりあえずノルマをクリアするような朝食である。

本日の予定は観光タクシーで空中庭園・大阪城・通天閣・大阪天満宮に行くらしい。らしいというのはそもそも今回は前職の友人4人に誘われての旅行なのでお任せのスケジュールに乗るしかないのだ。
だから「絵はがき観光は本当は嫌なのだ」が
とてもそんなことを言える状況にない。
タクシーの後部席でこれから過ごすであろう退屈な時間に少し憂鬱になる。

それでもにこにこして楽しそうに振る舞う。
これが中高年の大事な人付き合いなのだ。
まず空中庭園へ、しかし時間が早すぎてまだ開園していない。
タクシーの運転手は悪びれた様子もなく「あちゃ、まだ開いてませんのか」と呟く。
おいおい (開園時間を調べてないんかいと言いたかったが)
仕方なく何も見ずに次の大阪城へ。(フォトは真っ金々の鯱)
コンクリート造りの城の形をした箱に唖然、建物の中は城の雰囲気は一切ない。
ダメじゃん、しかも入園者はお隣の国の外人さんばかり。
さてさてこれは次もヤバイだろうと予想しながら通天閣へ。
狭い通りの商店街が複数交差するど真ん中に大阪のシンボルといわれる通天閣はひっそりといた。
そう「ある」というより「いる」という感じだった。
時間待ちのエレベーターは2階まで行ってさらに並んで別のエレベーターに乗り換える。
展望台の5階(91m)に着くまで30分程かかった。しかもエレベーターの案内ガールならぬ案内ボーイは漫才のボケでもやりそうなキャラと喋り。売店には願い事が何でも叶うという「ビリケン像」がずら~っと並ぶ。
これらは大阪特有のギャグかと思ったら急に可笑しくなった。

通天閣の周りには沢山の串カツ店が並ぶ。
なかでも「だるま」という店は串カツの元祖とかで若い人たちの行列ができていた。
これはもう完全にファーストフードの感覚なんだろうね。
いい雰囲気でした。

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そんな光景を見ながら大阪天満宮に向かう。
天満宮入り口付近には年配の方が多数一箇所に集まって共通の供養をしていた。

星合の池には亀がいるいる。(フォトの亀かわいいでっせ)
結構大きなのがゴロゴロといました。
ほとんど身動きしないんです。
これがほのぼのとしていてしばし釘付けでした。

さて大阪滞在の時間も残り少なくなり、新大阪駅へ。
ここで昼食をとり、お土産を買って14時30分の新幹線で名古屋に向かうことになる。

実は「司馬遼太郎」の記念館が東大阪にあってぜひ行ってみたかったが叶わなかった。
大正12年に大阪市に生まれ直木賞や菊池寛賞を受賞し、大作「この国のかたち」を現代に警鐘メッセージとして残す。そんな司馬の世界と昨日今日歩いた大阪の街は何故かかみ合わないのだ。
いやかみ合っているかもしれない。
おもしろいなあ。
この街はいったい何を語ろうとしているのか2日間では??で新大阪の駅を後にするしかなかった。

(続く)


by kokoro-tomnog2005 | 2007-02-28 17:21 | つかのまウォッチング | Comments(0)

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