水の画家 穏やかな生き方

c0340785_15270830.jpg
アルベール・マルケ(フランス、1875年生・1947年没72歳)


パッと見た感じは子供でも描けそうな海辺の風景。

しかし当然素人にはとても描けない奥の深い色使い。
フォトは国立西洋美術館蔵「オロンヌの浜」である。
作品の多くが河岸や海岸を題材にしたことから「水の画家」と呼ばれる。
若い頃は原色の画家だった。フォトのような中間色の薄い色彩の作品からは想像がつかない。なんでもマルケは油絵具を牛乳で溶かしていたという。
だからなのか、作品の色彩が牛乳ぽっく優しい。
通常油絵具は専用の溶き油で溶かすのだがあえて牛乳を使用したところにこの人の性質をみる。


いくつかの資料を調べたところ

マルケは温厚で物静かな人物だったらしい。
多くの画家は主義主張を作品に表現するが自己の性質をキャンバスにおっとりと描いたマルケは異質である。
没後60年を経た今、作品をじっくり見れば見るほど現代人に語りかける何かを残してくれた画家だったのではないかと思う。




Commented by アートバン at 2007-06-19 14:16 x
マルケは牛乳を使用していたのですか。だから白色系の独特な色彩なのですね。以前企画展を見たことがありますが穏やかという評はびったりです。

Commented by トムノグ at 2007-06-20 08:37 x
アートバンさん、おはようございます。
マルケは若い頃、原色の油絵具をベタベタ塗る野獣派だったというから驚きです。
しかしそれは自分に合わず自分はこれという中間色の描き方に開眼したのです。
開眼したことは当然のことながらマルケの才能だったのでしょう。
イイ作品を残してくれました。


by kokoro-tomnog2005 | 2007-06-19 09:18 | アートな日々 | Comments(2)

日々のことをお気軽に綴っています。(トムノグ)
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30