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落語を愉しむ

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雑誌「男の隠れ家12月号」は落語特集だ。
新聞広告を見て思わず買ってしまった。落語を知るには丁度良い入門書だ。



機良く、70年代全盛期だった名落語家のCDも買ってしまった。
中でも以前から柳亭痴楽と春風亭柳昇の語り口は大好きだった。
40年も前に収録されたものだが時の経過を感じさせない。
それぞれ独特の語りだがこれは芸術ものだ。
約1時間、4人の名演がCDとなって廉価で買える。
しばし心豊かな月替わりとなる。



「笑いは二の次、人は笑うのも好きだけど、泣くのも好き。喜怒哀楽を総合的に考えて演らなければいけない。」
と超一級の落語家である柳家小三治は言う。
落語の奥深さを知る。
これはもう本物を聴かないと、今度寄席に行ってみようと思う。

そうそう寄席では落語の合い間にある色物も興味深い。
ベテラン漫才師の掛け合いは見ごたえがある。
今見たいのは「あした ひろし順子」、舞台にいるだけで笑える。

かつて落語家になってみたいと思ったこともありその血が騒ぐのかもしれない。あれもこれものトムノグ、いったい何を求めているのか自分でもわからない。
ただ、今この時点では落語を聴きたい、何故かそういう時間がほしい気分である。


Commented by ムーンライト at 2007-11-03 11:29 x
雑誌「男の隠れ家12月号」、おもしろそうですね。
私、「サライ」も好きですよ。
どちらも対象は中年男性のようですが。
私はファッション雑誌より、こういう雑誌が馴染みます。

先週、亡父の法要があったのですが、父が落語好きで、その影響か私も子供の頃から聞いていました。
(主人が落語に興味がないので、結婚後はあまり聞いていませんが)
トムノグさんの文章を拝見して、昔、父と末広亭に落語を聞きに行ったのを思い出しました。

79年頃、ラジオで大木さんが「『明烏』が耳に残っています」と仰っていました。
大木さんの『明烏』は勿論、新内の『明烏』でしょう。
父は新内も好きでしたので私はそれもわかりますが、すぐに頭に浮かんだのは落語の『明烏』でした。

あ、大木さんのトークはなにか落語を思わせる間がありますねぇ。
案外、落語好きだったりして・・・・・


Commented by トムノグ at 2007-11-04 12:55 x
ムーンライトさん
お父様落語がお好きだったのですね。
新内もお好みとはなかなか粋です。
私もちょっとかじっている端唄と三味線で技巧的な新内の奏法もできたらなあと常々感じています。
また芸術分野である落語も音楽も演者のこだわりの感性が共通項ではないかと思います。

by kokoro-tomnog2005 | 2007-11-03 00:46 | 落語百席 | Comments(2)

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