リーマンの破綻はどこまで
2008年 09月 16日
リーマン・ブラザース(証券)の破綻は米国経済の深刻な状況を示している。
負債総額64兆円、すごい金額だ。[E:wobbly]
うち日本法人の負債は3兆4千億円で日本国内では2000年に破綻した協栄生命の4兆5千億円に次ぐ大型倒産だという。
メリルリンチ証券も経営難でバンク・オブアメリカに救済買収された。
一方、米国大手保険会社AIGも経営難に陥っていて金融大手各社に支援要請しているが相当きびしい局面をむかえているらしい。AIGがどうにかなったら大変なことになる。[E:sweat01]
昨年8月のサブプライムローン(低所得者向け高金利住宅ローン)問題に端を発した米国の金融危機はこの1年間で取り返しのつかないところまできている。
日本にとっても「対岸の火事」と気楽に構えていられない状況だ。
わが仕事も影響を免れるというわけにはいかないと思われる。
だからといって個人的には打つ手はないが。
自民党も呑気に総裁選なるイベントをやっている状況ではない。
日本の大手メガバンクの受ける損失はどれくらいなのか、あるいは損失額など弾いている余裕はないのか。
業界関係者の見方はきびしいと聞く。
マネーゲームをしてきた愚かな人間達の罪は大きい。
さて日本政府はどう国を導いていくのだろうか。
そしてどれほどの情報をどう正確に国民に開示していくのだろうか。
[E:sweat01]