小旅行 相模湾を行く
2011年 03月 07日
小田原厚木道路、大磯付近からの富士山
急に思い立って土日は真鶴へ出かけた。
チャリィも一緒に泊まれて暖かいところを選んだ。
真鶴には中川一政美術館があり、かねて行ってみたいと思っていたので
グットタイミングだった。
湯河原梅林
まずは知人お薦めの湯河原梅林へ。
山ろく斜面に見事に映える梅の花が心を癒す。
聞けば4千本とか、ちょうど見ごろで来週には散り始めるという。
なかな絶景だった。
中川一政美術館
真鶴半島中間地に位置する今回お目当ての美術館へ。
時間帯が良かったのか人も少なくゆったり作品を鑑賞できた。
親切な館職員の男性が作品の背景を説明してくださった。
97歳最後の作品のこと、創作額装のことなど資料に掲載されていない興味深い話が聞けて
さらに深い時間が過ごせた。
ポストカード 「福浦突堤」50号F 「薔薇」25号P
気に入ったポストカードを購入した。
他に運良く「随筆・写生道」「生誕百年記念誌」を入手できた。
これを機にあらためて中川一政の足跡を辿ってみよう。
質の高い作品と美術館に私も細君も感激した。
真鶴まで来た甲斐があった。
http://www.town-manazuru.jp/museum/
今日の宿 「一望閣」
古い建物だが清潔で中高年や犬連れには満足のいく宿だった。
温泉でゆっくりした後、海の幸たっぷりの夕食と熱燗をいただき海風の香りをかぎながら
ゆったりした一夜が過ごせた。
翌朝は早起きして近くを散策した後、朝食をすませてチェックアウトし真鶴半島先端へ。
対岸には湯河原、熱海、伊東が見える。
晴天だったのでその反対側には、はっきりと三浦半島、房総半島が一望できた。
春の海の爽快さを感じる。
さて2日目のお目当て茅ヶ崎市美術館へ。
西野久子先生の作品や資料を入手したかったがあいにく展示作品はなく、さらに画集等の文献も売り切れとなっていた。(残念)
ポストカード
西野久子 「サンゴ礁の道」 と 「薄色の夕暮れ」
しかし「椿、咲く」という企画展の最中で椿を題材にした作品60点あまりが展示されていた。
所蔵はすべて、あいおいニッセイ同和損保(株)(元:大東京火災の所蔵)のものだが企業内に秘蔵することなく積極的に貸出し公開しているという。
バブルの頃、大企業がこぞって買った美術品のほとんどが倉庫に眠っている現状だがこうして公の施設に無償で公開することは企業文化、社会貢献の意味から評価できることと思う。
美術館を後にし鎌倉あたりで昼食をと思い湘南海岸沿いの134号線を走る。
茅ヶ崎、藤沢、江ノ島、逗子の海岸沿いの様変わりに驚く。
30年近く、この沿道を訪れていなかった。
新しいサーフボードショップ群、マンション、外食レストラン、ラブホテルなど30年前にはなかった光景だ。
湘南音楽のサザン、ユーミン、チューブ、ブレバタなどは今の光景には合わない感じがした。
細君も同様に感じたらしく、三浦半島方面に変更するが葉山を過ぎて三崎、横須賀まで行くも、どうにも気分が乗らなくなって帰ろうということになった。
湘南ってこんなんだったかな・・・[E:sweat01]
それでも1泊2日の小旅行は十分楽しめた。
気分転換もできて少し活力が出てきたような気がする。
[E:shine]
湯河原梅林の写真に春を感じました[E:sun]
コメントありがとうございます。
相模湾の海辺は暖かくゆったりと旅行できました。
西野先生は幸矢さんのBAREFOOTの
ジャケットを描いた方ですよ!
そんな縁があって西野先生の作品を
いろいろ観賞しています。[E:art]
心の手帖に中川一政氏のことや谷川岳についてコメントされていましたね。楽しく拝見させていただきました。私はブログジンのメンバーでは無いので、勝手に覗き見しました。失礼。もし、中川一政氏にご関心があれば、URL:上に添付した画像をご覧下さい。一番上の画像が中川一政?氏と思われる作品なのです。ただし、現在、検証中です。
再確認用のURLアドレスです。
<a href="http://artparktoyama.blogspot.com/" rel="nofollow">http://artparktoyama.blogspot.com/</a>
宇尾 繁樹
コメントありがとうございます。
このブログはブログ人メンバーとかの制約は
全くありませんので気楽にご覧くだされば
幸甚です。
中川一政作品?拝見しました。
真贋はともかく検証できる機会あるとは
うらやましい限りです。
自分も図録などを調べてみます。