著作権が争われた展覧会カタログ(1989)

      

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1986年から87年に東京、京都、大阪、広島、福岡で開催された「レオナール・フジタ展」のカタログは著作権者(藤田嗣治婦人)に許諾なく作成したとして訴訟問題となった。
裁判所は原告の訴えを認め頒布禁止と損害賠償金の支払を認めた。

しかし実際には3万部作成したうちの2万部は流通しており古書店やネットオークションでたまに見かけることがある。
それでも26年経過した現在では貴重な資料であることはいうまでもなく容易に入手することは難しい。
自分は古書ネットで昨年入手した。
113からなる図版は見事で当時1,900円で頒布されたというから格安だったと思う。
何故これだけ立派な図録を大事な著作権者の同意を得なかったのか疑問である。
30年近く前のことなので想定外のことだったのか。
法的対処が甘かったのか。

いづれにしてもそんないわくつきのカタログだが良くできている。


by kokoro-tomnog2005 | 2012-02-19 11:18 | アートな日々 | Comments(0)

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