「やりがいの搾取」に思う
2012年 03月 22日
好きなことを仕事でやれたらどんなに幸せだろうか。
大抵は困難でほとんどの人たちが生活のために好きでもない仕事に就いているのが現実だ。
しかし世の中、甘い言葉と誘惑を信じて実現不可能な世界に身をおく若者がなんと多いことか。
例えば芸人、画家、音楽家など養成学校や大学は数あれど、表舞台に立てる人はほんの一握りだ。
いつ実現できるかわからないのに長く下積み生活を送っている人は多い。
好きなことに向っていくことは素晴らしいことだと無責任に言うのは簡単だ。
その言葉を鵜呑みにして才能と運もないのに自己実現しようとしている若者達はホント気の毒だ。
教えてやりたい。
「そんな甘い世界じゃない現実をみろ」って。
でもそんな忠告をする大人は嫌われる。
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私は若者のやりがいをいいことにそれを利用して食い物にする大人たちが許せない。
「やりがいの搾取」と呼ばれる数々の実態が悲しい。
本来は関係者が実現困難な若者の進路を責任持って別な道に指導してやるべきだ。
テレビで売れない芸人の特集番組を見ていろいろ思いをめぐらせた。