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難しい外交上の言葉

非常識な言葉を発した隣国のリーダーの胸の内は自らの保身との見方が一般的だ。
せっかく長い時間をかけて築いてきた2国間の協調と信頼はあっさりと崩れてしまった。

政治家や外交官の言葉は重い。
冷静穏やかに振る舞いつつ毅然たる姿勢で常識の言葉を発することは難しいのだ。

私たち小市民でさえ日常生活での対外発言は誤解や紛争をまねくことがある。

「両国に難しい問題があっても、大局的な観点から冷静に対応すべき。非建設的な発言は両国のためにならない。」としたわが国政府の発言趣旨は正しい。

16日毎日新聞の余禄によれば
英外交官ニコルソンの名著「外交」を引用して
ある紛争について政府が他国に向かって
「無関心でいることはできない」といえば紛争に介入するぞという警告だという。
「重大な関心をもって見守る」というとその国が強硬姿勢をとることになるという意味。
「わが政府は自らの利益を考慮しなければならない」「行動の自由を要求する」といえば
関係の断絶を考えているぞという重大な威嚇を突きつけているという。

わが国政府がそんな言葉を発したら大変なことになる。



by kokoro-tomnog2005 | 2012-08-16 11:25 | お~い ニッポン | Comments(0)

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