三栖右嗣の魅力

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「冬野」 油彩 120号  三栖右嗣(Misu Yuji) 1927−2010
(これは美術館で購入したポストカードです。)

三栖のアトリエ裏の畑がモデル、枯れたひまわりのまわりにはスズメが群れている。
単に写実ということではなく枯れた植物にしろ小動物にしろ生命の息吹を感じさせる。


三栖の作品は人物、風景、静物 どれをとっても観る側へ問いかけてくるのだ。
そして精緻で高い技巧には誰しも感動する。
作品の中でも圧巻は1974年作の「生きる」油彩100号だ。
老いた母の終期に近い姿を描いた。
三栖は描きながら「涙がとまらなかった」という。
これはぜひ実物をご覧ください。
親に対するいろいろな感情がわきあがる。


作品はヤオコー川越美術館(2012年3月開館)に展示されている。
http://www.yaoko-net.com/museum/


この美術館はスーパーマーケット業界では堅実な(株)ヤオコーが設立したもの。
創業者が三栖の作品を収集したのがきっかけという。
200点近い三栖の作品を所蔵し常時およそ30点前後を展示している。
三栖作品専門、心揺さぶられる希少な美術館と思う。


by kokoro-tomnog2005 | 2012-10-18 19:01 | アートな日々 | Comments(0)

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