神経質な美術館
2017年 02月 13日
孫は、初美術館に大興奮。
絵を描くのが好きであり、興味深々でした。
ある作品の近くに寄ってこれはこうでと指差ししながらそれは楽しそうでした。
しかし背後からの嫌な視線を感じ、見ると美術館の監視員です。
きびしい眼でじっとこちらを見ています。
「触るなよ」と言いたそうです。
触るわけないでしょ。
楽しく鑑賞しているのに水をさします。
もう一つ、私が気に入った作家の名前を手帳にメモしようとすると鉛筆を持ってきてこれで書いてくださいと。
もう書き終えたし、作品に書くとでも思ったのでしょうか。
臨機応変な対応ができない監視員。
まだ経験の浅い人かな。
あまり神経質だと観る側に伝わります。
ちょっとだけ嫌な気持ちが残りましたが、残念ながらこれは日本の美術館標準なんですよね。
芸術が育たない一つの要因かもしれませんね。