カテゴリ:アートな日々( 135 )

版画展に

2月25日 11:10〜12:10 ギャラリー麦 (新狭山)
埼玉県版画家協会のチャリティー展に行った。
初めてなので見るだけのつもりだったが



c0340785_21013853.jpeg
この作品に眼を奪われた。
「ローザンヌの教会」 ミクストメデイア 37×26cm 制作:2011年 作家:中島勝彦
実に細密、極薄の紙に版画、その紙が破れているように演出し、ローザンヌ協会のことが細かい英字で書かれている。左上の鴨も極薄の紙に版画だ。これが台紙に貼られている。
一見すると台紙に版画されたように見えるがそうではないのだ。
薄いブラン系の色が洒落ている。センスの良い作家さんだ。
薄暗い部屋でこれを見ながら珈琲を飲んだら最高だろう。
夜はクラシックかジャズを聴きながらウイスキーを。
いいね! 癒されることまちがいない。
いいものを入手できた。額付きで格安だった。(幸運でした)

c0340785_21213794.jpeg
そしてもうひとつ 蔵書票 銅版画 13×10cm 制作:2006年 作家:中島勝彦
チャリティーだから驚くほど良心的な価格だった。
協会加盟の30会員の作品、昨年は東日本大震災の被災者支援に収益の一部が充てられた。
今年も同様の趣旨で役に立てられるという。
良い作品を手に入れることができてかつ支払いの一部が世の役に立つとはうれしい。





by kokoro-tomnog2005 | 2016-02-25 21:31 | アートな日々 | Comments(0)

昨日の恩地孝四郎展の感動を孫娘(5歳)に伝えたくて
土曜日の午前中、二人で抽象版画にチャレンジした。
技法は「マルチブロック」
ひも、紙片、葉などに絵の具をのせてバレンか手のひらでこする。
結構いい感じで画用紙に転写する。
孫娘はよほど楽しかったのか1時間集中して取り組んだ。

c0340785_17165843.jpeg
孫娘の作品 「うみ」
手前は海、中央左から古木、石、ゴミ

タイトルと内容は後から付けたもの。
適当にやってみたらなかなか洒落た図柄になった。
本人は初めての体験に喜び一入といったところだった。

c0340785_17171543.jpeg
これは私ジージの作品 「ある土曜日」
これも初体験で適当にやったら意外といい感じ。
ひもを主流に先日の日曜美術館で恩地の制作方法を放映した内容を参考にした。
表現はまるでいい加減だがタイトルは今日が土曜日だったから。


c0340785_17172728.jpeg
孫娘は紙粘土もやりたいと言い、わずか10分くらいで家で飼っているチワワの
ピョンと好きなメロンパンを作った。
身びいきながら良く出来た!

将来は美大だと私が言ったら孫の母親は「生活できない」と一言・・・



by kokoro-tomnog2005 | 2016-02-20 17:30 | アートな日々 | Comments(0)

恩地孝四郎展に行く

c0340785_16530275.jpeg
2月19日(金)

創作版画のパイオニアである恩地孝四郎展に行った。
平日だがなかなかの混みようだった。

1891年(明治24年)生ー1955年(昭和30年)没
この時代の版画家としては半世紀も先の感覚を持ち合わせた人だった。

約400点にのぼる作品展示に圧倒される。
これだけの規模の展覧会はこの先ないかもしれない。
駆け足で観覧したが恩地の心意気を感じた。
海外で好まれそうな抽象作品は今の時代でも色あせていない。

c0340785_17074995.jpeg


by kokoro-tomnog2005 | 2016-02-20 17:08 | アートな日々 | Comments(0)

素人が超古い額縁を直す

c0340785_18101563.jpeg
この額縁は油彩画用です。
レトロ感たっぷりです。
何しろ裏に貼ってある額縁店のシールに驚きました。

c0340785_18103692.jpeg
創業明治12年
渡邊賞観堂
東京市神田区表神保町
電話神田108番
と記してあります。

この額に入っていた絵の制作年が大正4年ですから
100年前のものです。

右下の大きな欠損以外は経年劣化のやむ得ない傷なので
保存状態は良かったものと思われます。

絵も絵の具の剥がれもなく良好でした。

さて右下の大きな欠損、どう直すか。

c0340785_18102770.jpeg
素人なりにしばらく考えます。



by kokoro-tomnog2005 | 2016-02-16 18:25 | アートな日々 | Comments(0)

壁が寂しいと言っているよ。
何か心を潤す絵でもかけてよ。
白い壁からそんな声が聞こえてきます。

でもいきなり有名な画家の原画は無理だね。
高くてとても買えない。

いやいや有名ではないけど良い絵は沢山あるよ。
数千円から2万円くらいで買えるんだ。
心に感じた絵を思い切って買って
飾ってみようよ。
その瞬間から心が豊かになるんだ。


c0340785_13144404.jpeg


おおこんな良い絵がある。

これは版画(リトグラフ)
でも結構有名な画家なので高い。
そこで

c0340785_13150007.jpeg

ポスターを買いました。
紙は上質な厚手の和紙で本物の版画と見た感じいっしょです。
1972年の古いポスター

掘り出し物でした。
送料込みで1932円でした。

白い壁にかけました。
ちょっと部屋がお洒落になりました。


by kokoro-tomnog2005 | 2016-02-08 13:31 | アートな日々 | Comments(0)

サラリーマンコレクターの知られざる名品と題した「わの会展」が昨年の12月5日から本日2月7日までのおよそ50日間にわたって神奈川県の平塚市美術館で開催された。
公立美術館では珍しい美術品コレクター集団のコレクションを展示公開した企画展だった。通常は美術館の展覧会といえば一系統に基づいた内容で行われるが、各地の市民コレクターたちのさまざまな作品で名品、珍品、知られていない作品など美術館で展示されることの少ない、家庭の壁に飾られるようなものも多くあって親しみのわく展覧会であった。

日本では壁に絵が飾られている家屋は多くない。まして日本画、油彩画、水彩画、版画などの区別に対する認識も低い。
各地で行われている名品展ではそのような目線に立ち鑑賞することは難しいのだ。
高名な作家の作品を手に入れ家に飾ることは不可能でだから観るだけでは感情は湧き上がらない。やはり一つ二つは自分が好きになった絵を家に飾りたい。
そう思うのが自然、美術館で名作を観ただけで終わりではその先に進まない。
日本の美術教育の欠陥は美術館のありようでもある。

多種多様にわたる作品群で市民目線に近い展覧会と評判になり入場者も多く詰めかけたようだ。私も都度3回観に行った。回数を重ねるごとに、より眼力が養われ多くの作品の魅力に感動を覚えた。

こうした展覧会が市民の足を近づける美術館になるように感じた。
「家に同じような絵を飾りたい」そう思う観覧者が増えたら日本人の心ももっと潤いのあるゆとりのあるものになるであろう。実にいい展覧会が行われた。平塚市美術館の英断を高く評価したい。

c0340785_18513710.jpeg


c0340785_18521090.jpeg


by kokoro-tomnog2005 | 2016-02-07 18:53 | アートな日々 | Comments(0)

橋を渡るは

c0340785_09090422.jpg


「橋を渡るは」隅田川14橋 架空社 1996年初版
井上洋介(1931年生) 絵本作家、イラストレーター

隅田川の14の橋を渡る人々を版画で描いた大人向けの絵本です。
東京名所のひとつである隅田川は多くの文人によってその魅力を伝えています。

魅力のひとつである対岸をつなぐ橋
人々の平穏な生活を支える大事な橋
井上洋介は見事に14橋を表現しました。
秀逸な作品です。

c0340785_09091404.jpg


私が利用する機会の多い吾妻橋
いいねえ。


by kokoro-tomnog2005 | 2015-08-25 09:22 | アートな日々 | Comments(0)

山の湯

c0340785_10063371.jpg


「山の湯」 日本画  梶原緋佐子(1896-1988)
帝国美術院第11回美術展覧会出品 (昭和5年 1930)


もう見とれるのみです。
梶原の作品は京都市美術館などに収蔵されています。
この作品、原画を見たい!



by kokoro-tomnog2005 | 2015-08-07 10:13 | アートな日々 | Comments(0)

清水三重三の挿絵

c0340785_10222104.jpg
清水三重三(1893ー1962年) 大正・昭和時代の彫刻家、挿絵画家

大正11年の帝展で彫刻入選、川口松太郎や鶴八鶴次郎、邦枝完二などの小説の挿絵を描いた。
フォトの木版画は誰の小説の挿絵だろうか。
明治26年生まれ、昭和37年に逝去
大正、昭和前半に活躍した彫刻家の足跡をたどりたい。
少ない文献を探すことから始まる。



by kokoro-tomnog2005 | 2015-07-25 12:00 | アートな日々 | Comments(0)

鴨居玲展

c0340785_14235572.jpg
6月9日(火)17:00
東京ステーションギャラリーに行く。


東京では25年ぶりの回顧展だ。
とても希少な企画展だ。
これを逃したら
100点におよぶ作品群には当分、お目にかかれない。



1969年、41歳で新人の登竜門である安井賞を受賞。
1971年、スペインに渡り当地の人々との交流から
老人、酔っ払いなどの特異な
モチーフを作り上げた。

1977年に帰国、多くの自画像を残した。
この晩年期は「絵は私にとって苦痛そのもの」と言い
病との闘いもあって創作に行き詰ってしまう。


遂には自らの命を絶つ。
享年57歳
なんということか・・・


c0340785_14240311.jpg
ポストカードから「パレットに描いた自画像」

現物は笠間日動美術館・パレット館にある。



奇才と高く評価され作品の人気は相変わらずだ。
図録などでは「不安、孤独、悲哀、絶望、醜悪など」
人間の心の闇を鋭く描いたと紹介されている。

しかし

あらためて鴨居の作品を時系列に見て感じたのは
画家としての晩年の行き詰まりの悲しさであった。

奇才であることはまちがいないが・・・
不安で孤独だったのは自身だった。
生い立ち、性格などから紐解くと強い依存の心が見えてくる。
自己の存在を追及した時にすべては終わっていたといえる。

ああ鴨居玲の作品が1点欲しい。

金沢の知人のU氏がたくさんお持ちだ。
日曜日にお会いするので
鴨居の隠れた話を教えていただこう。


by kokoro-tomnog2005 | 2015-06-18 14:56 | アートな日々 | Comments(0)

日々のことをお気軽に綴っています。(トムノグ)
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31