カテゴリ:人の生き方( 69 )

父 逝く

春先より体調を崩していた父が8日永遠の眠りについた。
87歳なので天寿をまっとうしたと言えるが別れはつらい。
父は生前、入院治療することになったら延命措置は望まないと言明していた。
2ヶ月の自宅療養と2週間の入院治療は日増しに衰える身体を止めることはできなかった。
しかし母と姉の懸命な看護は父に伝わっていた。

久しぶりに看護の手伝いをした私は8日の朝方、父の傍らにいた。
酸素吸入のマスクが邪魔して言葉がうまく伝わらない。
父は何度も私に語りかけてきた。
自分の最後を悟っていたのだろう。
にこっと笑って、突然補聴器をはずして私に手渡した。
「はずしたら聴こえなくなっちゃうよ」と言う私に
「うん」と言って首を振った。
これが私との最後のやりとりとなった。

昭和の激動期に無我夢中で働いて家族を守った。
定年後はそれまでの苦労を消すかのように母と第二の人生を大切に過ごした。

葬儀は父の意思を尊重し、孫6人とひ孫3人を中心に花いっぱいの明るいものとした。
ポマードでがっちり固めたへアースタイルにサスペンダーのズボンでポーズをとる若かりし頃のオシャレな写真から、孫とひ孫に囲まれてイイおじいちゃんになった写真まで、87年の人生は1枚のDVDにまとめられた。

親父
 ありがとう。
おふくろのことはみんなで大切にするから。

[E:capricornus]


by kokoro-tomnog2005 | 2009-07-13 11:41 | 人の生き方 | Comments(8)

家族のカタチ

 

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連日マイケル・ジャクソンのニュースが流れる。
評価は二分するも世界に影響を与えたマイケルの功績は大きい。
ひとり立ちする前は1990年まで兄弟でジャクソンファイブとして活動。
私もモータウンミュージックが好きだった時があってフォトのSP盤を入手している。



さてここにきて当然のことながら巨額遺産の行方が取りざたされている。遺産960億円、負債を差し引いても200億円は下らないと言われる。我々大衆には見当のつかない金額だ。
そしてそれを巡る家族関係者の骨肉の争い、よくあるドラマと同じである。



音楽の世界に導いたのは父親、しかし厳格で子供たちへの体罰は日常的だったようだ。
また兄弟で長く音楽活動をしたものの90年を境に別れ、その後の兄弟の接点は薄い。
報道によれば遺言書が出てきて財産分与はマイケルの母親と3人の子供たちへ。家族である父親と兄弟の名はない。どんな確執があったのか知る由もないが、家族の関係がわかるような気がする。



・・・・・



さて財産なるものに縁遠い自分の「家族のカタチ」はどうなのだろうかと ふと思った。



[E:gemini]


by kokoro-tomnog2005 | 2009-07-02 09:19 | 人の生き方 | Comments(2)

真贋とは

                  

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久しぶりに 良質な本を読んだ。
絵画の見方について老舗の画商が語る。
真贋を見抜く術は長年の経験とデータによるもの。
そして最も大事なのは職業人としての誇りだ。

絵画鑑賞が趣味の私は単に絵画の真贋について興味本位でこの本を読もうとしていた。
しかし内容ははるかに高い次元のもので人としての生き方に立つものであった。

「絵画の真贋」も 「人の真贋」も  見抜く術はとても難しい。

まだまだ修行が足りない。



[E:capricornus]


by kokoro-tomnog2005 | 2009-05-28 18:12 | 人の生き方 | Comments(5)

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この歌をテレビで聴いて思わず涙が
出た。
そして両親のことを思う。

老いて無力になったとしても親であることに変わりはない。
自分が見守られてきたように今度は優しく親のことを見守りたい。
そんな気持ちを抱かせてくれる。

老いた親にきつくあたる子の姿は醜い。
理解と愛、素直にそう生きたいと思う。



良いCDに出合った。

[E:gemini]




by kokoro-tomnog2005 | 2009-04-15 19:31 | 人の生き方 | Comments(2)

立つ鳥あとを濁さず

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私の知る某大手X社の人事異動が発表された。
管理職のA氏は上司との関係が功を奏して昇格し本社へ異動する。
その代わり部下社員を数名削減。
どんな密約があったのか容易に想像できる。
挙句は取引先へ禍根を残すようないくつかの問題を残したまま。

立つ鳥あとを濁す[E:sweat01]
最近、こんな輩が増えてきた。
サラリーマンの性と言ってしまえばそれまでだが。
こんな稚拙な生き方をしていると
人生の最終ステージに大事なものが残らない。


[E:think]


by kokoro-tomnog2005 | 2009-03-13 09:07 | 人の生き方

名優 緒方拳を偲ぶ

NHK・特集ドラマ「帽子」(再放送)を観た。
名優・緒方拳さんの追悼番組で90分のドラマだった。
地方の老齢帽子職人の悲哀を見事に演じきっている。
現代人に足りない何かを切々と伝える。
名優ならではの見事な演技だ。
年齢と共に増す円熟味とはこういうことをいうのだろう。
しかしまだ71歳、惜しい人を亡くした。



・・・・・・・・・・・
[E:pencil]
お名前は元々「こぶし」と読むのだそうだ。
ところが誰もが「けん」と読むのでいつのまにか
現在の読み方にしたのだという。
徹子の部屋に出演された時、そのようなお話しをされていた。
「おがたこぶし」そう呼ばれていたら、
どのような生き方になられていたろうか。
名優であることには違いないだろうが。[E:rock]






by kokoro-tomnog2005 | 2008-10-10 11:50 | 人の生き方 | Comments(0)

50からどう生きる

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どうにもやりきれなくなって、この本を買った。

<まえがきから一部抜粋>
50代は、人生で大きな転換期を迎える時である。
仕事ではますます厳しい境遇に置かれ、家庭では子どもが自立し、
夫婦のあり方が改めて問われてくる。
不透明な時代ゆえ、問題解決の確かな手立ても見出しにくい。

さて我家では二人の娘がOLとなってそれぞれひとり暮らしをしている。
二女がこの3月から自立し、急に家庭が淋しいものとなった。
細君も同様に感じているようだ。
ポッカと心に穴があいたような虚しさがある。
何をしてもおもしろくない。

さあこれからの階段をどうのぼっていこうか。
この本からヒントを頂きたいと思い、ページを開いてみた。

[E:book]


by kokoro-tomnog2005 | 2008-05-27 22:36 | 人の生き方 | Comments(2)

続・Qちゃん

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Qちゃん、TVにひっぱりだこです。
先ほどTV朝日の特集番組に出演していましたがスポンサーとチームQとの関わり、今すぐやめられない事情があるんですね。
それにしてもQちゃんは真面目すぎる。
遊び心がまるでありません。
変るにはマラソン止めないとダメでしょうね。



スケッチはQちゃんというよりも増田明美さんに似ているかなあ?
そういえばふたりとも共通点がありますね。

Qちゃん、いずれ別分野で活躍できる人です。
その日を期待して![E:shine]


by kokoro-tomnog2005 | 2008-03-16 20:04 | 人の生き方 | Comments(0)

Qちゃんの引き際

Qちゃんの愛称で多くの人に支援される高橋尚子さん。
本日行われた名古屋国際女子マラソンは惨敗でした。
なぜあそこまで現役続行にこだわるのか、彼女自身の心の内にしかわかりません。



名将・小出監督の下で一流のランナーになり数々のタイトルを手中にしました。
その監督の下を離れ独立したものの当時のような走りはもうできません。
ピークはすでに過ぎたのでしょうか。
生身の人間が42キロを何度も何度も走れるとは思えません、限りはあるでしょう。
まじめで好感が持て、おしゃべりも上手です。
いろいろな分野で活躍できる能力も十分備えています。



もし私が彼女の身近の人間なら「もういいんじゃないか、今度は別の道を走ろう。」と言ってあげたい。
スポンサーやスタッフ等との契約問題などあると思いますが、もう走らなくていい。
別の生き方がQちゃんを待っています。
今がそのための引き際ではないかと思いますが、いかがでしょうか。

「Qちゃんのマラソンは、やっぱり 急 には止まれない!」  
 トム亭ノグ助


by kokoro-tomnog2005 | 2008-03-09 21:55 | 人の生き方 | Comments(8)

人間の関係を読む

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最近、歳のせいかいろいろなことに倦怠を感じる。
仕事も遊びも飲みもイマイチだ。
世の中の不条理に不満を言うのも疲れてきた。だから心の中で確固たる信念が薄らいで行くのを感じる。
男にも更年期障害がある。
40代、50代からその兆候が出る。
その類かもしれない。
実はずっと前からそう思っている。



そんな時は我人生の指南書・五木寛之の心の抄を読むに限る。
先頃、新刊「人間の関係」が出版された。



変る時代に変らないものはなにか。
五木は言う。「人間の関係を考えることこそが重要だ。人間は関係がすべてである。家族も夫婦もまず他人になることから出発するしかない。他人同士からはじまる人間の関係・・・」

頭脳明晰な作家が歳相応に行き着くところを言っているのだが、この人の人格でなければ行き着かないそんな人の生き方。
おそらく誰もが共鳴する生き方。



毎度のことながら五木ワールドを読むと不思議と気持ちが楽になる。
何故なら五木寛之という尊敬に値するバランスのとれた男が先人の経験を語ってくれるからだ。

五木寛之という偉大な作家に感謝して
今夜も晩酌をしようか。


by kokoro-tomnog2005 | 2007-11-30 19:31 | 人の生き方 | Comments(0)

日々のことをお気軽に綴っています。(トムノグ)


by トムノグ