「葉だまり」 銅版画 133/150 岡本省吾
最近、若者の間では普通に使われる「ぼっち」という言葉を小学5年の孫娘から教えてもらった。
言葉通り「独りぼっち」の略語
これは疎外されてのぼっちではなく、独りで楽しむぼっちらしい。
それが小学生にまで浸透しているというのだ。
例えば休み時間にみんなでお喋りしたり遊んだりしないで独りで好きなことをやって楽しむ。
本を読んだり、絵を描いたり、中には軽スポーツをしたりとか。
群れてワイワイするのが苦手な子は自他公認の「ぼっち」になるという。
孫娘は「読書ぼっち」、気が楽でいいと。中学受験をする子は「受験勉強ぼっち」、漫画家を目指している子は「漫画ぼっち」、ダンス教室に通う子は「ダンスぼっち」など完全独りで休み時間を過ごす。
疎外されての「独りぼっち」はいじめになるので普段先生から注意されていることもありあまり目につかないらしい。(が隠れいじめはあるという。)
孫娘は本が大好きなのでみんながあまり行かない図書室で本を借り、図書室の先生と軽い会話を交わし楽しんでいる。学校の図書室は私のためにあると言ってご機嫌だ。
確かにぼっちは気が楽だ。
人との接触が苦手な人は結構多い。私も実は対人交渉はあまり得意ではない。
多くの人が集まる場所は避ける。そういわれてみれば「ぼっち時間」は長いかも。
社会生活で対人関係は避けられないが、楽しい自己満足のぼっち時間は案外大切だと孫娘から教えられた。