市丸姐さん

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明治39年生まれだから、生存されていれば100歳です。
昭和が生んだ国民的芸者歌手「市丸」姐さんは、歌はもちろん上手いが絶品の美人でした。
市丸姐さんをご存知の方は恐らく60歳以上の方です。
50前半の私の世代では知る人間はとても少ないです。
私がなぜ知っていて高い評価をしているかというと、伯父が千住で宮大工をしていて市丸さんの自宅を改修したことから、小学生の私に「こんな美人滅多にいねぇぞ、しかも芸者さんだ。俺が仕事に行ってるとき、姐さんは三味線の稽古をしているんだ。俺は聞き惚れてカンナの手が止まっちゃってよ。」と話してくれたことがあります。


私は子供心に粋な話だと感じました。
TVで懐かしのメロディに市丸さんが出てくると伯父の話を思い出しドキドキしたものです。当時すでに70歳前後になっている市丸さんでしたが伯父が話したとおり、すごい美人でした。

私が今、端唄を習っているのは市丸さんの影響と思います。
大ヒット曲に「天竜下れば」があります。実に情緒ある作品です。
日本的で心穏やかにしてくれるこうした歌、演者が現われてくれれば殺伐とした事件など起こらないのではないかと思います。
外国人に「ゲイシャ、フジヤマ、スキヤキ」と言われた時代がありましたが、日本のこの3大イメージをひとつでも欠くことは文化の喪失かもしれません。
日本の情緒は果たして復活できるのでしょうか。
粋な大人たちの課題といっても過言ではないでしょう。


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私の大事な市丸姐さんのCD2枚
右:端唄特選
左:市丸のすべて


by kokoro-tomnog2005 | 2006-11-02 23:59 | 音楽三昧 | Comments(0)

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by トムノグ