まくら
2008年 02月 09日
上手い噺家になると客席の反応を見て巧みに「まくら」を展開する。
そして客席の心理を手中にする。
本編の前ふりである「まくら」で決めてしまう落語家は職人芸そのものだ。
私の仕事は営業だが、この落語の構成と相通じる。
かつての成功談からいうとやはり「まくら」でほぼその商談は決まる。
顧客が「おもしろい」と感じてくれるかどうか。
感じてくれれば本編も気合を入れて聞いていただけるのだ。
フォトの文庫は柳家小三冶師匠の文字通り「まくら」だ。
今や落語界の第一人者ともいわれる師匠は「まくら」が上手い。
もう「まくら」だけでいいと思えるほどその話芸は極致に達している。
この本おもしろい。
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*只今9日(土)夜9時、今年2度目ですが、
またまた雪が降っています。
雪国の方には怒られそうですが、少しワクワクしています。
なぜかって 雪だけに スキー なんちゃって。
┐('~`;)┌
トム亭ノグ助
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ご紹介ありがとうございます。
読んでみましょう。
ところで、柳家小三冶師匠の噺はコチラのホテルのホールで聞いたことがあります。
その時、何故か噺の途中で突然、照明と音声が切れ・・・
再び、照明の中に現れたお顔といったら!
なんと言ったらいいのでしょうね。
たくまざる可笑しさ、う~ん、侘しさ・・・
この師匠を評して「寒さを表すのが上手い」というのを読んだことがありますが、ナルホドと思います。
噺言葉ですから文章と違っておもしろいです。
パート2の「もひとつ・まくら」もイイですよ!
師匠、先日NHK教育放送の日本の話芸で「初天神」をやられていましたがもう名人芸です。
夫婦と子供の演じ分け、見事でした。