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疫病のさなか音楽に救われたひと時

2011年の東日本大震災の時(3月11日)は、被害にあった親戚、知人も多くいて災害の凄まじさにしばらく唖然としました。
かつ震災直後、私の仕事は地震と関連性があったので3ヶ月ほど半端なく忙しく心のゆとりはありませんでした。
好きな酒も飲まず、好きな音楽も聴かず、好きな絵を見ることも描くこともできませんでした。
心がそうなりませんでした。

夏を過ぎた頃、少しだけ心のゆとりが出てきた時に飾ってある絵を架け替えようと思いコレクションの絵をいくつか眺めました。
すぐに眼にとまったのが私の好きな「武蔵野風景」でした。
それは悳俊彦(いさおとしひこ)先生の油彩画「欅と太陽」(15号)です。
農家の屋敷林、そびえ立つ欅、燃えるような夕映え。
無心でしばらく眺め、ほっとした時に涙がこぼれました。
辛かった自分の心が緩く濡れました。長く緊張したことで心はカラカラに乾いていたのです。
これほどまでに心を癒してくれた絵は久しぶりでした。


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あれから9年、予想もしなかった疫病が世界を襲っています。
日々深刻度を増してどれだけの犠牲者が出てしまうのか計り知れません。
仕事も学校も、遊びも自粛して自宅にこもる生活が続いています。
直接的な被害がないとしてもかつて経験したことがないような不安が増大しています。
しかし、食事をしてテレビを見たり本を読んだり、音楽を聴いたり、絵を描いたりすることはできます。
できますが不安がよぎるとそんなゆとりは吹き飛んでしまいます。

昨日、外も暗くなり、少し落ち着いた時にテレビから弦哲也さんの弾き語りで「北の旅人」が聞こえてきました。
その哀愁たっぷりの歌声とギターの音色に思わず心が震え涙が出ました。
音楽という偉大な創造物が私の心を濡らしてくれたのでした。

深く落ち込んでいましたが前向きな気持ちを与えてくれました。
弦哲也さん、ありがとうございました。
人の心を優しく包んでくれた音楽でした。



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by kokoro-tomnog2005 | 2020-04-06 18:41 | 音楽三昧 | Comments(0)

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