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今井ロヂンを思う

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             「バラ」 油彩 F8 1978年制作 個人蔵

本名 今井満州彦(いまい・ますひこ)
ロヂンという名はもとは漢字で艪人と書きます。艪は船で人を導くという意味で、つまり日本をリードする画家にと二科に入る前に後援者がつけてくれたものです。当用漢字に艪という字がなくなったのでロヂンと致しました。(今井ロヂン作品集・1998年より)

この「バラ」はロヂンのバラシリーズで1970年代に描かれたうちのひとつである。
ロヂンの絵は繊細で優美な線と白とパステル色でわかりやすく描かれ人気を博した。
かねてより探していたこのバラは5年ほど前に東京駒込の美術商から入手した。
小さな我が家の白い壁に映えて美しい、これぞ絵画と満足している。

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今井ロヂンのことは2019年4月25日にこのブログで紹介記事を書きました。
https://kokorotomn.exblog.jp/30243431/

藤田嗣治との関係はさわりをその記事に記しましたが明確な資料は見当たらず不明でした。
しかしその後、業界美術誌などを通して次の資料を発見しました。

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師弟関係が詳細に書かれており、藤田にとって今井ロヂンは弟子でありながら最大の恩人であった。
その証として1946年に藤田は今井ロヂンの肖像を描いている。

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            「今井ロヂン像」 油彩画 F8 1946年制作 藤田嗣治


藤田60歳、今井ロヂン36歳の初夏から5年余り、物心両面にわたりロヂンは藤田に尽くした。
肖像画の一枚は当たり前の話だと感じる。
藤田はもっとロヂンに感謝せねばならないのだ。
なぜなら1963年のある出来事があるから・・・

私は画家としても人としても今井ロヂンを尊敬している。






by kokoro-tomnog2005 | 2021-06-14 11:29 | アートな日々 | Comments(0)

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