人気ブログランキング |

カテゴリ:落語百席( 28 )

名人芸

                   

名人芸_c0340785_15282783.jpg


23日(土)志木市民会館で行われた柳家小三治師匠の独演会に行った。
落語協会の会長であり、平成の名人といえばこの人。
寄席で聴きたい(見たい)がなかなか機会がない。
今回は落語好きの知人達が柳家派の私のためにチケットを取ってくれた。
ありがたや!

●棒鱈       柳家三之助
●初天神     柳家小三治
●一眼国     柳家小三治
 
たっぷり3時間、何しろ師匠の「まくら」は長い、けどおもしろい。
今日も「水」と「栗」の噺をたっぷりしてくれた。
本題の噺より長かったかもしれない。
初天神はおなじみだが、何度聴いてもおもしろい。
子供、父親、母親の役がメリハリがあってわかりやすく楽しい。
一眼国は後半、怖い形相になっていく師匠の顔に飲まれていく。
あらためて話芸とは話術だけでなく、形相、姿まで演じきってかつ観客に想像する楽しみまで与えることなのだと再認識したしだいである。

弟子でこの春、真打に昇進した三之助さんもさすが柳家一門だけあって将来性のあるイイ噺家だった。

土曜の夜、久々に聴く名人の噺にたっぷり酔いしれ満足して帰宅した。

[E:shine]


by kokoro-tomnog2005 | 2010-10-24 10:26 | 落語百席 | Comments(0)

柳亭市馬

柳亭市馬_c0340785_15281734.jpeg



柳家の本格派「柳亭市馬」(りゅうてい・いちば)は大変な美声だ。
落語の語りはもちろん天下一品だが、歌唱力が抜群である。
歌手と言っても良い。もちろん歌手ではなく落語家であるが
もともと昭和歌謡に並外れた熱意を持っていて独演会では歌謡も披露してくれる。

ご覧のCDに入っている「俵星玄蕃」は三波春夫が歌っていたものだが8分にわたる浪曲調歌謡を見事に市馬師は歌い上げている。
驚きである!
語りの巧さとその美声に感動すら覚える。

将来名人になるであろう落語家は多才なのである。
師の独演会は行ってみる価値がある。
人気があるのでチケットを入手するのは難しいらしい。


●●●


by kokoro-tomnog2005 | 2009-12-02 16:20 | 落語百席 | Comments(0)

               

川柳川柳(かわやなぎ・せんりゅう)_c0340785_15281669.jpeg
            



これを見ているだけでくすくす笑ってしまう。
78歳の落語家は今も旬!

代表的な演目は「ガーコン(歌で綴る太平洋戦史)」「ジャズ息子」
いずれも新作で漫談のような落語のような
師匠の新作はおもしろい。(古典はう~ん・・・)

酒が大好き!
高座が終わって楽屋で一杯やっていると誰も近寄らない。
飲んだらいろいろすごいんだそうで・・・

寄席でトリをとっている時があったら是非見に行くことを薦めます。
多分高座の噺が終わった後、ギター弾き語りで「ラ・マラゲーニャ」を歌ってくれます。
その姿を見たら
そんじょそこらの落語家とはちっと違うことがわかる。

http://www.youtube.com/watch?v=ctT4YbfDo4Q&feature=related

[E:bomb]


by kokoro-tomnog2005 | 2009-11-18 09:40 | 落語百席 | Comments(0)

柳家権太楼

          

柳家権太楼_c0340785_15281586.jpeg


年間600席、今一番多くの高座をつとめる落語家は柳家権太楼といわれる。
確かに各所の寄席には必ず名を連ねる。
その特異な存在には多くの人気が集まる。
高座はいつも満席

私も好きな落語家のひとりで権太楼師の落語は背景と人物が特徴的によく見える。
だから面白い。
フォトのCD「疝気の虫(せんきのむし)」は権太楼節ならではの語りで誰も真似ができない。
虫の気持ちを滑稽に可笑しく表現する。
とにかく面白いので一度聴かれることをお薦めする。
その可笑しさを知ったら他の噺も聴きたいと思うのは当然だ。

権太楼師匠は筋の通った頑固者である。
若い頃、NHK新人落語コンクールで最優秀賞をとれず優秀賞だった時に"こんなものいらねえ、トップがとれなきゃあダメだ”と思ってインタビューに
「カップ軽すぎます」と応じたエピソードがある。
それと
近年珍しい弟子の破門、厳しい師弟の世界に生きる落語家の中でも
なかなか破門をする師匠は少ない。
業界全体がぬるくなっているのだ。
でも権太楼師匠は真打にまでなった有望な弟子を破門にした。
事の真相はふたりにしかわからないが、弟子を切るというのは師匠としても辛かったことであろう。

わずかこの2つのエピソードだけでもすごく人間臭い師匠は高座に上がり続け落語の真髄を追求している。

だからこの人の落語は聴く価値がある。


・・・
http://www.web-gon.com/index.html


by kokoro-tomnog2005 | 2009-11-13 09:32 | 落語百席 | Comments(0)

粋で艶のある寄席囃子

粋で艶のある寄席囃子_c0340785_15280558.jpg



寄席囃子は開演前の「一番太鼓」から始まり、「二番太鼓」と続き、
噺家が高座に上がる「出囃子 」、曲芸などの「地囃子」と数が多い。

三味線、大太鼓、締太鼓、笛、鉦などの楽器で演奏する。
この楽器の組合せは、なんとも粋で艶のある音色を奏でる。

数々のお囃子を聴いていると不景気も嫌なことも全てを忘れる。
そしてそんな楽器演奏の世界に身をおきたいと思ったりする瞬間は実に気分がいい。
日本にしかない「粋」と「艶」、大事にしたい文化である。

[E:japanesetea]


by kokoro-tomnog2005 | 2009-06-08 22:45 | 落語百席 | Comments(4)

大名人 三遊亭圓生

 
6代目三遊亭圓生といえば知らない人はいない名人中の大名人だ。
昭和53年の落語協会分裂騒動の当事者となり、心労もたたってか翌年に79歳で逝去。
レコードに残した百席はCDに代わって今もファンの心の高座に立つ。

こんな大名人も裸の王様の時期があったのか、談志、円楽の姑息な野望に利用された。
あげくは落語協会を脱退し三遊亭一門は空中分解、談志は勝手に立川流創設へ。
あの事件さえなければ今の落語界ももう少しまともだったかもしれない。
誰でも我慢さえすれば14年程度で真打になれる落語界はかなり質を落としている。

圓生の落語を聴いたあとに現在の落語家の噺をどれほど満足して聴けるだろうか。

三遊亭圓生の名は遺族の意向で留め名(誰にも継がせない)になってしまった。
今後、圓生を超える落語家ははたして出るのだろうか。
上手い落語家は沢山いるけれどきっと出ないでしょうね。

落語はあの時がピークだったのだから・・・


by kokoro-tomnog2005 | 2009-06-04 21:59 | 落語百席 | Comments(2)

シアタートップスで落語会_c0340785_15280183.jpg
新宿のシアタートップスが3月末で閉館する。
座席数150の小劇場だが数々の劇団やアーチストの活動の場として貴重な空間だった。



この3月は「さよならシアタートップス・最後の文化祭」と銘打って日替わりイベントが開催されている。
今日、19日は落語三人会だった。
競争率の激しいチケットを1ヶ月前にゲットしこの日を楽しみにしていた。
出演はお目当て「柳家喬太郎」、
俳優の「風間杜夫」、コント赤信号の「小宮孝泰」の三人。
本職外のふたりが予想以上に熱演、なかなかのものだった。
さすが演劇人とあって話しと表情のツボをおさえている。
下手な真打を負かすなあ。



さて喬太郎師匠は新作「すみれ荘201号」を披露。
自身が学生時代に作った噺と聞いて驚いた。
(すご~い おもしろい!)
今、新作をやる噺家では一番おもしろいと思う。



1時間半の落語会はあっという間に終わった。
笑いはイイね。
落語は後味がイイし、聴いている間は何もかも忘れてイイ。



シアタートップスありがとう。そしてお疲れさまでした。



[E:shine]


by kokoro-tomnog2005 | 2009-03-19 23:08 | 落語百席 | Comments(2)

トリオ・ロス・パンチョスと川柳師匠_c0340785_15280082.jpg
65年前に結成され一時代を作った「トリオ・ロス・パンチョス」に何故かハマッている。
ラテン特有のリズムと彼等の優しい歌声が心に響く。
「ベサメ・ムーチョ」「キサス・キサス・キサス」「ラ・マラゲーニャ」「ラ・バンバ」「キエン・セラ」などお馴染みの作品には郷愁さえ感じる。











・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・











トリオ・ロス・パンチョスと川柳師匠_c0340785_15280001.jpg
最近、寄席で川柳川柳(かわやなぎ・せんりゅう)師匠がギターで歌う「ラ・マラゲーニャ」を聴いたせいかもしれない。

川柳師匠の自叙伝「天下御免の極落語」を読みながら「トリオ・ロスパンチョス」のCDを聴く。

古く新しい音楽が私の心を躍らせる。

http://www.youtube.com/watch?v=ctT4YbfDo4Q&feature=related


by kokoro-tomnog2005 | 2009-03-10 23:20 | 落語百席

居心地のよい街

居心地のよい街_c0340785_15275922.jpg
人情あふれる商店街とそこに住む人々を個性豊かにコミカルに描く新作落語。
柳家喬太郎の最新アルバム「ハンバーグができるまで」



小田急、京王、京成、西武、東武などの私鉄沿線にある小さな商店街とその周辺に住む人々の暖かい交流、昨今少なくなった光景だが残していきたい大事な人の心。



経済不況でイマイチ暗い中、貧しくともささやかな幸せ、人と人の優しい関係、「居心地のよい街」が必要であることはいうまでもない。

政治も行政も企業も落ち込んでパッとしなくても、一人一人の小さな心の結集が生きがいのある街を作ることができる。
そんなことを思わせてくれる喬太郎師匠の「ハンバーグができるまで」、多くの人に聴いていただきたい。



[E:gemini]


by kokoro-tomnog2005 | 2009-03-01 11:55 | 落語百席 | Comments(2)

落語の深さ

落語の深さ_c0340785_15275999.jpg
私の事務机の引き出しの一部には書類でも事務用品でもない、こんなものが入っています。

落語の本、CD、DVD、手拭いなど これは一部ですが今一番のお宝です。
高校生の時、落語にハマッてこの歳になってさらに熱くなっています。
立川志の輔師匠が落語は「知力の探りあい」のようなことを言われていて、最近そのとおりだと納得しています。

落語は軽く聴き流すような代物ではありません。
しかし噺家も観客も程度の差は相当開きがあります。
語り手の噺家が質の高いものを求めているなら聴く側もそれなりの構えをもたねばなりません。

落語の専門書を読んでCDを聴いてDVDを見て好みの噺家が見つかったら寄席やホールに出向いて生の落語を観て自分なりに味わう。
そんな繰り返しから、いろいろな事が見えてきます。
古典でも新作でも噺家によってまるで違う。
聴き比べたり、噺の背景を探ったりするとさらに楽しみが倍増します。
落語は聴くものじゃない、やるもんだ と勘違いする事さえあります。

「落語の深さ」 さらに追求したいと考える日々です。

[E:japanesetea]


by kokoro-tomnog2005 | 2009-02-06 12:35 | 落語百席 | Comments(0)

日々のことをお気軽に綴っています。
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30