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カテゴリ:アートな日々( 153 )

チッピングカムデン


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「チッピングカムデン」 ドライポイント 制作:2009年 中島勝彦

哀愁漂うこの版画はその地も知らず、ひと目で魅かれ入手したもの。
チッピングカムデンは英国のコッツウォルズという地にある小さなマーケットタウンだという。
聞けば14世紀から17世紀の建物でまるで御伽噺に出てくるような風景で人気の観光地らしい。
中島先生の作品を見れば見るほど行ってみたい気が増してくる。


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by kokoro-tomnog2005 | 2020-07-11 11:52 | アートな日々 | Comments(0)

星の言葉

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「星の言葉」 ケントボード・アキーラ 14.8×10.5cm オーガフミヒロ(1971年生)
2020.6.18thu ~ 6.27sat  OOGA×FUGA展(画家は額師とコラボする)ギャラリー枝香庵(銀座)のオープニング作品であり、月刊美術6月号に掲載された人気作品だったが運よく入手できた。


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どんな星だろうか。
可憐な少女が住む愛に満ち溢れた平和で穏やかな星であろうことは間違いない。
オーガブルーの画面にはそんな言葉が散りばめられている。
それが地球であって欲しいと誰もが願うが。







by kokoro-tomnog2005 | 2020-07-01 11:41 | アートな日々 | Comments(0)

北の工場

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「北の工場」 厚紙・アキーラ 9.3×26.5cm オーガフミヒロ(1971年生)

2020.6.18thu ~ 6.27sat  OOGA×FUGA展(画家は額師とコラボする) ギャラリー枝香庵(銀座)

この展に先駆けて作品「北の工場」を求めた。
オーガカラーが静かに主張していて私の好きな構図で申し分ない。
額縁は作品を寛容に受けとめ、知的な品性を高めている。
飽きのこない地味な着こなしがうれしい。

私は玉置浩二の「カリント工場の煙突の上に」をイメージした。
楽曲の一節に
「空よ 僕を忘れないでくれ 大空よ 僕をあの場所に連れていってくれ カリント工場の煙突の上に」の詩があり、ずばりその光景が浮かび上がってくる。



技法:アキーラとは水溶性の利便性と油絵具の堅牢性を兼ね備えた「水性アルキド樹脂」をいう。







by kokoro-tomnog2005 | 2020-06-16 16:50 | アートな日々 | Comments(0)

来る者には平和を、去る者には無事を_c0340785_20460845.png
「シュピタールの塔」 水彩 27×20cm 制作:2012年 中島勝彦(版画家・埼玉県在)

ドイツ・ローテンブルク
シュピタール門の一番外側のアーチ部分にはラテン語で次の言葉が刻まれている。
「Pax intrantibus, Sal us exeuntibus」(来る者には平和を、去る者には無事を)
しかしこれは額面どおりの言葉ではなく、戦いの連続の中世の時代のものなので反語で
「来る者とは戦争を、去る者には不運を」という意味だと言われている。

しかし現在は、旅行者に対して「来る者には平和を、去る者には無事を」という真の気持ちで
捉えているとのことです。

このお話しは、この絵の作者・中島勝彦さんからお聞きしました。
「シュピタールの塔」作者の思いが穏やかに描かれています。



<作家寄稿文 2020.5.31>
この作品の門をくぐって向こう側に出たところのさらにの向こうにゲートがあります。
そこに碑文があります。 作品の門をくぐってみるとこの塔の上部が見えます。
位置関係は当時現地でスケッチしたものでわかります。このスケッチの左下に碑文の文字を描いています。
PAX INTRAN TIBVSSALVS EXEVN TIBVSPAXは平和・安らぎ 
INTRANは来る TIBVSは者・人SALVSは幸せ・安全 
EXEVNは去る TIBVSは者・人
碑文はこのゲート上部曲面にあって真下から見上げないといけません。
なぜこんなに見ずらいところに、しかも隠すように小さな碑文なのですです。
呪いのような・・・・。(写真を撮って碑文を張っています。湾曲しています)
外からローテンブルク城内にいるにはこのゲートをくぐりさらに30メートルくらい歩いて要塞の門を通って中心部に向かうことになります。
このバスタイ要塞の版画ドライポイント技法を貼ります。シュタールの塔が見えます。

以下は同人誌に投稿したもの。  
2006年「ラインの調べとロマンチックドイツ」10日間の旅に出ました。
5月26日成田発NH201便、ロンドン・ヒースローで乗換フランクフルト20時25分着。
2日目はリューデスハイムから乗船するライン川下り。
3日目は医師であり博物学者のフィリップ・フランツ・フォン・シーボルト生誕の地ビュルツブルグを訪れました。
4日目はローテンブルク。中世の城塞都市の街並みが残るロマンチック街道最大の町です。
町の西にはタウバー川が深い渓谷をつくっています。
ローテンブルクはローテンブルク・オブ・デル・タウバーRothenburg ob der Tauberといいます。町の名前の由来はこの渓谷から見上げると赤い城塞が見えることから「タウバー川の上の赤い城」となったという。
5日目、ディンケンスビュール。6日目、ホーエンシュバンガウへ。
素晴らしい白鳥城、ノイシュバンシュタイン城に入場。7日目、ハイデルベルクへ移動。
8日目、ハイデルベルク観光。学生牢跡など見学。9日目、フランクフルトへ移動。
フランクフルト発パリ経由で成田へ。この旅ではローテンブルクの中世の城と建物にすっかり魅了されました。加えて町なかの銅版画店とその隣のパン屋のコーヒーがことのほか美味かったことも忘れられません。 
帰国後、銅版画教室の講師へローテンブルクに行ったことを話しました。
講師曰く「君、あの言葉で有名なローテンブルク? 来たりし者に安らぎを、去りゆく者に幸せを・・・だな」。
早速ネットでその言葉「来たりし者・・・」を検索したらローテンブルクの南門に碑文があるという。
2013年5月再びドイツに行きました。前のコースとほとんど同じコースです。
ローテンブルクでは丸1日半の自由時間がありました。門や塔のスケッチを楽しみ、
銅版画屋さんの工房を訪ねて大きなプレス機でのデモを見せてもらいました。
あのパン屋のコーヒーも間違いなく美味でした。その後南門のシュピタールバスタイで碑文を探しましたが見つからず、あきらめ7,80メートル先の外門に向かいました。
門をくぐって振り向いて見上げた天井にそれはあったのです。そこに嵌め込められた小さな石に風化した文字があり、「PAX INTRAN TIBVS SALVSEXEVN TIBVS」と、2行のラテン語が読み取れました。

中島勝彦


by kokoro-tomnog2005 | 2020-05-29 21:08 | アートな日々 | Comments(0)

5年ぶりに額装

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「樹」 油彩・コラージュ ボード 16.5×20.5cm 土橋 醇(どばし・じゅん)1910-1978 

小品だが入手時は額もなく作品だけの状態だった。
額装して公開をと思い続け5年が経過してしまった。


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サイズは変形で1号ともSMともいえず、ボードも厚みがあり、油彩の上に色ガラス片が細工してあり、そのまま額に収められない。
画材店のアドバイスで3号の額に裏板からビスで留めて画の表面が額ガラスにあたらないようにしてもらった。
作品はイメージを変えよみがえった。

土橋は1938年に東京美術学校(現・東京芸大)油彩画科を卒業、渡仏してアカデミーランソンに学んだ。
帰国後は光風会で活躍、1953年再び渡仏し20年間にわたりパリで制作活動を続けた。
画風は抽象モダンでパリ画壇で数々の賞を獲得したことからパリを始めとする諸外国の美術館に多数の作品が買い上げられた。

偉大なる画家の作品にとても失礼をしてしまった。
額装していない絵は、裸の人間と同じだもの。




by kokoro-tomnog2005 | 2020-05-29 17:15 | アートな日々 | Comments(0)

古沢岩美の猫

古沢岩美(1912-2000年)は池袋モンパルナスの画家でシュルレアリスムや裸婦の作品が多いがここに珍しい猫の絵がある。私が7年前にある地方の画商から求めたもの。

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「見つめる猫」 油彩 M8号 1972年作

古沢は自宅アトリエで多くの猫を飼っていたというがこの猫は猫らしくない。
どちらかというと妖しい視線をなげかける女性のような雰囲気だ。

いろいろな文献を調べていたら1969年にモデルを描く古沢の写真を見つけた。

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きっとこのモデルさんが作品の「見つめる猫」の元ではないか。
姿といい顔つきといい間違いない。
私の勝手な思い込みだが作品に対する愛情がさらに深まったことは言うまでもない。
 




by kokoro-tomnog2005 | 2019-12-05 14:20 | アートな日々 | Comments(0)

むかし絵に見る心音

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「手浜のメガネばし」 墨彩画  松下紀久雄

明治11年3月に玉川上水只一の石のタイコ橋が完工、福生の手浜橋といい川面に映し出す橋の影がメガネに似ているところから「メガネ橋」と呼ばれた。その時の完成記念行事は画のように賑やかなパレードが行われたのだろう。


松下紀久雄は、福生をはじめ多摩地域の風俗や史跡などの往時の姿をノスタルジックなタッチで描いた。
実は現在、約50点の作品展示が福生市の郷土資料室で開催されている。むかし絵と称する分野の作品は、博物的史料価値もあり美術館で展示されることは少ない。なかなか普段お眼にかかれない作品ばかり、この機会に観覧されることをお勧めする。

期 間:令和元年9月14()1124()月曜日休館
     ※月曜日が祝祭日の場合は開館し翌平日休館
場 所:福生市郷土資料室  東京都福生市熊川850-1
その他:以下の日程で作品の一部展示替予定
     前期 9月14日(土)~10月6日(日)
     中期 10月8日(火)~11月1日(金)
     後期 11月2日(土)~1124日(日)









by kokoro-tomnog2005 | 2019-10-09 09:31 | アートな日々 | Comments(0)

カジノはいらない

横浜市長がカジノを誘致することを決めたというが正気か。
女性市長として期待していたが呆れた。
政権の圧力に屈したのだろう。

日本にカジノはいらない。
どこまで国を壊すつもりなのだろうか。

私はカジノ大反対です。(過去の記事)
https://kokorotomn.exblog.jp/29531996/
by kokoro-tomnog2005 | 2019-08-20 08:30 | アートな日々 | Comments(0)

今井ロヂンという画家

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今井ロヂン(1909-1994) 「静物(時計、メトローム)」油彩 1956年制作

1941年、藤田嗣治に師事
戦争画を描いたことで国内美術界から大パッシングを受けた藤田を1948年頃から物心両面において支えたのが今井ロヂンだ。
1949年3月に日本の地に永遠の別れを告げた藤田の傷心は相当なものであったが、並々ならぬ今井の支えがあったからこそフランスに渡った後、藤田は再起できたと考える。

そんな今井は、練馬アトリエ村で画家としての生涯を過ごす。1955年、ジャパンタイムズの記者、エリセ・グリリ女史に賞賛され一躍高い評価を得ることに。その後の活躍は記すまでもないがフォトの静物画、藤田の影響を筆致に感じる見事な作品の数々を残した。
今井の功績は多くの文献に記されたが、藤田との関係については明確な資料が見当たらない。
今井にとっての藤田は人生のすべてであり、藤田にとっての今井は弟子でありながら最大の恩人であった。



by kokoro-tomnog2005 | 2019-04-25 18:15 | アートな日々 | Comments(0)

日本画家・上原古年(うえはら・こねん)は、明治10年東京浅草に生れる。
本名は上原千之助、画号を古年、政明。
梶田半古、松本楓湖に師事し日本画を学んだ。岡倉天心に招かれて日本美術院に勤務。
日本絵画協会・日本美術院連合絵画共進会などに作品を出品。
宮内庁や外務省の用命を受け作品を制作、後に紅児会会員、国画玉成会幹事などを務めた。
日本画、新版画で活躍。昭和15年没。

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「富士と帆船」

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「波濤図」

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「雨犬山城」

このように穏やかな精緻な作風で筆致に強さ堅さを感じる。

さてこれはどうだろうか。

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油彩画であるが日本画風、サインはK.UYEHARAとある。
4年前にとある美術商から入手した。作者不詳だったので格安だった。
制作は1915年(大正4年)、額縁は創業明治12年の神田神保町「渡邊賞観堂」のもの。

もしや上原古年が描いたものだとすれば40歳頃のもの。
画風からすれば古年がこのような油彩画を描いても不思議ではない。
私はもうこれは上原古年の作品だと確信している。
上原が油彩画を制作したとの文献は見つかっていないが。

知り合いの絵画コレクターの大先輩S氏は、「日本画を学んだ人物の作品で上原古年の可能性を感じる」と評してくださった。だとすればこれは新発見! さらに調査価値あるおもしろい作品と思われるが。


                 
by kokoro-tomnog2005 | 2019-02-28 15:26 | アートな日々 | Comments(0)

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