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悳 俊彦の世界 武蔵野の情景_c0340785_15262747.jpg
小雨交じりの中、仕事帰りに銀座の東京セントラル美術館に立ち寄りました。
第28回風土展、悳 俊彦(ISAO TOSHIHIKO) 先生の近作を拝見するのが目的です。
他に10名の名だたる先生たちの作品も勿論絢爛でした。

悳 俊彦先生の作品は5点でした。
主題は「武蔵野」です。作品順に「春の上水」(パンフ右フォト)、
「冬の屋敷林」、「御苑の秋」(絵はがきフォト左)、「ハケの残雪」、「冬の上水」どれもまさに武蔵野の情景を見事に表現されています。

中でも特に「冬の屋敷林」は私の求める武蔵野の風景でした。
当然作品の前に釘付けになりました。
しばらく眺めていると何故か目頭が熱くなってきました。
これほどまでに心を奪われるのは何なんだろう。
いろいろ思いを巡らしても確かな答えを見出せませんが
優しい心持になるこの空間は過ぎ去った幼い頃の風景です。
育った場所・環境・人々の触れ合い・風習など失われてしまった風土への郷愁でしょうか。
得も言われぬ郷愁感を呼び起こしてくれる悳(いさお)作品は乱れる日本社会への警鐘なのではないかと思います。

ここに「冬の屋敷林」のフォトを紹介できないのが残念です。
絵はがきは初日に売り切れてしまったそうです。それは万人が好み求める風景だからなのでしょう。

風土展は17日(日)まで開催されています。入場は無料です。
気軽に立ち寄れます。お時間のある方はぜひ「冬の屋敷林」をご覧になってください。
きっとあなたの心を揺さぶると思います。


by kokoro-tomnog2005 | 2006-09-13 21:48 | アートな日々 | Comments(4)

ブレバタ レイドバックして終わる夏_c0340785_15262614.jpg
昨日ヤクルトホールで行われたブレッド&バターのコンサートは夏の終わりにふさわしいゆったりとした気分を与えてくれました。

今年はブレバタの友人ということでドラム・林立夫さん、ギター・鈴木茂さん、ゲスト・岸部シローさん等が揃い、和気あいあいとステージを盛り上げていました。
最初はステージ側の同窓会的雰囲気に戸惑いましたが徐々にブレバタの世界に入っていきました。
バックバンドの勢いもあって63歳の兄・幸矢さん、57歳の弟・二弓さんは年齢を感じさせないほどパワーがみなぎっていました。
どちらかといえば弾き語りで静かに歌うふたりが好きですが、たまには賑やかで元気なステージが貴重かもしれません。

ファンクラブのニュースで弟・二弓さんが「2回目のヤクルトホールは古い友人たちとあまり決め込まないで昔のレコーディングのように和気あいあいとゆったりした感じで行きたいと思います。ちょっとレイドバックして終わる夏に優しい思い出を残してください。」とコメントしていましたが
そのとおりのコンサートになりました。
ありがとうございました!
ブレバタのおふたりには健康第一でこれからも多くのおじさん、おばさんファンに喜びと希望を与え続けてほしいものです。


ブレバタ レイドバックして終わる夏_c0340785_15262646.jpg
記念Tシャツを購入しました。

趣味が違うのに付き合ってくれた細君にも感謝します。


レイドバックlaid-backって
 のんきな、のんびりした、リラックスしたという意



別館ブログ「トムノグおじさんの飲食日記」
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by kokoro-tomnog2005 | 2006-09-10 17:03 | ブレッド&バター | Comments(2)

端唄教室 継続への岐路

端唄教室 継続への岐路_c0340785_15262607.jpg
9月8日(金)、端唄教室6ヶ月目・稽古9日目

教室・前期10回も残すところ本日と9月22日の2回となりました。
後期12回は10月より始まります。
事務局より継続手続きのお知らせをいただきました。
もちろん前期10回で端唄・三味線の基礎技術が習得できたわけではありません。
日本文化の「心と情緒」を表現する伝統芸を簡単に手に入れられるはずがないことは百も承知でしたが。

「さわり」だけと考えていた私は甘かったのです。西洋音楽主流の現代社会にあって邦楽は非日常的といえます。
それだけ奥が深いということだと思います。
この非日常的な習い事を継続するためには自身の「心と姿勢」をさらに明らかにしなければなりません。
何のために端唄、三味線を習うのか、原点に立ち返え考え直さねばなりません。
http://ficskokoro.blogzine.jp/nog/2006/04/post_c815.html 
端唄教室入門時の軽い思いを読み返してみました。
恥ずかしくなるほどかなり軽いです。あの程度では2~3度で挫折です。よく半年持ったものです。

個人レッスンの際、先生は
「長く続けることが大事です。地道に練習すればある時、この習い事が必ず自分のものになりますよ。」
と言われました。

①心と姿勢 → ②地道な継続 → ③自己開眼 → ④地道な継続 → ⑤○○○ → ⑥地道な継続
私は①段階が確立できていません。
先輩のお話しによれば③自己開眼段階は3年から5年で必ず訪れると言われていました。
せめて3年続けることができればこの伝統芸の本質が自分なりに見えてくるかもしれません。
半年目の岐路、「石の上にも3年」とはよく言ったものです。


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by kokoro-tomnog2005 | 2006-09-09 10:27 | 端唄教室 | Comments(0)

ブレバタ あの頃のまま

ブレバタ あの頃のまま_c0340785_15262610.jpg

いよいよヤクルトホールでのブレッド&バターのコンサートが迫ってきた。7月早々にチケットを購入し待ち望んでいた。


去年のヤクルトホールの感激から今日までライブに3回ほど駆けつけた。遠くは八ヶ岳まで。


デビューから30年を超える兄弟デュオの独特なメロディーは昔と変らぬ湘南の風を運んでくれる。
観客の年齢層も40代・50代を中心に落ちついた大人たち。
みな行儀よく静かに聴き入る。




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by kokoro-tomnog2005 | 2006-09-07 20:43 | ブレッド&バター | Comments(4)

ゆるやかな時間 懐古園

ゆるやかな時間 懐古園_c0340785_15262525.jpg
先週土・日の代休を本日いただいて午後から細君とチャリィと小諸の懐古園へ向かった。

関越と上信越高速道を利用して約1時間15分で到着。
涼しい。
木々の緑は関東のそれよりも数段青々としている。
フォトは園内の藤村記念館付近。

平日で人が少なく清閑、ゆるやかな時間が流れている。
来てよかった。
確か交流ブログのIVYおじさんのお住まいはこの辺りだ。
いつもこんないい絵のなかで過ごされているのか、うらやましい。

ゆるやかな時間 懐古園_c0340785_15262571.jpg

フォトは懐古神社社務所前の池である。
噴水が涼風を生み木陰で天然冷房の心地よさにしばしたたずむ。



ゆるやかな時間 懐古園_c0340785_15262641.jpg

チャリィの表情も心なしゆったり、ゆるやかだ。

懐古園で1時間ほどゆっくりし、信州そばを食べて軽井沢経由で午後5時に帰宅した。
5時間少々のドライブとウォッチングだったが気分よい時間が過ごせ明日への英気となった。




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by kokoro-tomnog2005 | 2006-09-05 18:34 | つかのまウォッチング | Comments(2)

小村雪岱 傑出した挿絵画家_c0340785_15262585.jpg
小村雪岱(せったい)をご存知だろうか。
大正初期から昭和15年まで装釘家・挿絵画家・舞台装置家として一世を風靡した天才芸術家である。
泉鏡花の本の装釘は雪岱がほとんどを手がけている。
ちなみに「雪岱」という号は鏡花が名付けた。

「私の描く人物には個性がありません。これが私の絵の特徴で同時に私の最も非難される点です。しかし個性を描出することには興味が持てないのです。」と生前中に語った雪岱。

能面のような無表情さは、ある時は泣いているように見え、ある時は笑っているように見え、その時のふとした表情の動きがたまらない魅力であり軽妙な美しさといわれている。

雪岱の描いた原画類は戦災で焼失したり遺族が処分したために行方不明になっているものがほとんどである。そうした中、私の知るある郷土史家が長年にわたり小村雪岱書誌研究を続け500点を上回る作品目録と装釘本や挿絵を収集し資料として残した。
郷土史家はすでに亡くなったが、「雪岱の関連資料のおよそ7割はここにある」と自分の書斎で語ったことがある。
「できれば公開したいなあ」とも。
その意志を平成13年に遺族が成し遂げた。
ある文学系の公施設に寄託したのだ。貴重な資料として後世に残す道ができた。
小村雪岱の業績の一部が価値のわかる郷土史家によって残され公開された功績は大きい。

小村雪岱 傑出した挿絵画家_c0340785_15262511.jpg
泉鏡花「日本橋」
雪岱が鏡花と組んで装釘をした最初の本である。
現代にも通じるデザイン的センスは素晴らしい!

小村雪岱 傑出した挿絵画家_c0340785_15262542.jpg
こちらは
泉鏡花「斧琴菊」*(よきこときく)
装釘 小村雪岱
なんと洒落た色彩だろう。


*「善き事を聞く」の意を暗示するもの。



by kokoro-tomnog2005 | 2006-09-01 22:51 | アートな日々 | Comments(2)

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