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「腹の虫」(中川一政)から_c0340785_14043600.jpg

中川一政はその生涯を孤独に頑固に生きて欲徳に走らなかった。
偉大にしてその偉大さをおくびにも出さない飄々とした生きざまは真の偉大さを語っている。
私は著書「腹の虫」を読みながらいつもそう思う。
文中に気に入った箇所があるので以下に紹介したい。

(一部抜粋)
私に画の先生はいない。先輩はあっても画をもって行って見て貰った事はない。
私は画をかくに手応えを唯一のたよりにした。手応えがなければ画は駄目なのである。
その手応えによって自信というものが出来るのである。
先生もしくは先輩にほめられてよい気になっているのは自信ではない。他信である。
自信と他信は似て非なるものである。だから画かきというものは結局孤独なものである。
ほめられてもけなされても孤独なのである。
私は自負という題で二十五の頃、詩をかいている。

われは石なり 道に落ちたる石也 
人、手にとれば玉となり
人、手にとらざればたゞの石にすぎず
われは石になりゐてうれしかりけり
人のひろひて玉といふまで








by kokoro-tomnog2005 | 2020-03-16 14:37 | 人の生き方 | Comments(0)

長引くコロナ感染、世界的規模になってしまった。
つい1か月前はまだまだのんびり構えている人たちが多かった。
私は仕事柄、リスク観念は通常より敏感なため1月下旬頃より
これは大変な事態になると直感していた。
2月中旬頃になると漸くマスコミも騒ぎ始めた。

私は仕事とは別にある団体に属していた。
その団体は3月中下旬に10日間余りの行事を開催することになっていた。
私も一部業務を協力し作業にあたっていた。
まさかコロナ問題が起きようなどと想像もしなかった。
しかし事は余りにも深刻に推移した。
私は2月上旬よりこれは数ヶ月では収まらないと感じていた。
中国の国内の様子が尋常ではなかったからだ。
近年密接な関係にある我が国が同様な影響を受けることは間違いない。
私は2月中旬のとある日に団体の責任者に中止または延期を進言した。
しかし聞く耳なく相手にされなかった。せめてコロナ対策の広報だけでも出したほうが良いと
進言したがそれも受け入れられなかった。私はあきれ果て失望した。

日に日に深刻度は増していった。
国の対策も不備であり、これは年内ではとても収束しないだろうと専門家も言い始めた。
結局、団体は借用施設がコロナ対策で3月上旬からしばらく閉鎖することになり、行事は遂行できなくなった。
他力により結果、行事は中止となった。

何故、団体は自主的にコロナ問題に向かい合わなかったのか。
自主的に対応できなかった理由があるのだろうか。
それを勘ぐっても仕方がないが「人の健康よりも行事を優先した」ことは否定できない。

私の進言に共感してくれた関係者も多くいた。
事の優先順位がなんであったか、そこには心が反映されている。
思わぬ出来事で露呈したそれぞれの「人の心」、私にとっては進むべき路がはっきりして良かった。





by kokoro-tomnog2005 | 2020-03-11 16:04 | 人の生き方 | Comments(0)

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